まもる耳鼻咽喉科 最寄駅JR中央本線「多治見」駅徒歩1分 のどの病気|診療案内|まもる耳鼻咽喉科|岐阜県多治見市

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診療案内

のどの病気

扁桃炎

扁桃炎とは口蓋垂の左右に1個ずつある口蓋扁桃に、ウイルスや細菌による急性の炎症が起こる疾患です(急性扁桃炎)。年に3〜4回以上この急性扁桃炎を繰り返すようなら、慢性扁桃炎と診断されます。

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症状

症状としては、風邪のような症状(高熱や寒気、頭痛、全身倦怠感、関節痛)と強い咽頭痛が現れます。のどの奥を見ると、両脇が赤く腫れているのが観察されます。ウイルス性の扁桃炎の場合は、一般に風邪をひいた時と同様の治療を行います。

治療

解熱剤を服用し、よくうがいをし、安静にすることで、通常は1週間程度で治ります。細菌性の扁桃炎の場合には、抗生剤の投与が標準的な治療で、症状をやわらげるために解熱剤や消炎鎮痛薬、うがい薬などを処方します。慢性扁桃炎で薬物療法を行っても改善しない場合は、扁桃を切除する治療を行うことがあります。


扁桃周囲膿瘍

急性扁桃炎に続いて起こり、口蓋扁桃の周囲に炎症が及んで扁桃周囲炎が発症します。さらに菌が膿のかたまりをつくると、扁桃周囲膿瘍と呼ばれる状態になります。

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症状

若い成人男性に多くみられます。のどの腫れ、痛み、発熱が生じ、膿瘍を形成するに及ぶと、顎が開きにくい、発音しづらい、のどの片側面が強く痛む、飲み込みにくい、強い口臭などの症状が現れます。

治療

治療には、抗生剤を用います。抗生剤がよく効かないような場合は、膿瘍に穿刺や切開をして排膿処置をすることがあります。


のど・声のかすれ

のどの使い過ぎによる一時的な違和感や声のかすれは心配ありません。しかし、そうした状態が何ヶ月も続く場合や、徐々に進行する場合、また反復して起こる場合などは、原因をきちんと特定するために、耳鼻咽喉科でご相談ください。

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症状

扁桃炎や咽喉頭炎、気管支炎など、よくみられるのどの病気のほか、声帯ポリープや悪性腫瘍、またぜんそくが関連しているケースなどがあります。ほかに脳・脳神経の変性疾患や腫瘍などによってのどの感覚異常や運動障害が生じていることもあります。
とにかく原因は多岐にわたり、時には重い病気のシグナルであったりもします。例えば、下記の喉頭がんの症状としても、のどの違和感・声のかすれはみられますので、十分に注意する必要があります。

治療

のどの違和感や声のかすれが気になったら、一度は耳鼻咽喉科をご受診ください。


喉頭がん

喉頭がんは、喫煙者と大量にお酒を飲む方に多い疾患です。できる場所に応じて、下表のように3つの種類に分けられ、症状もそれぞれに異なってきます。

声門上がん
(声門上部)
異物感、いがらっぽさ、食べ物を飲み込むときに痛む、などの症状が見られます。
声門がん
(声帯)
のどでは一番多いがんで、初期症状は声のかすれです。食べ物を飲み込むときに違和感を伴うこともあります。
声門下がん
(声門下部)
かなり進行するまで自覚症状がありませんが、最初の症状は、やはり声のかすれです。
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口腔乾燥症(ドライマウス)

唾液の分泌が低下して口の中が異常に乾きやすくなった状態のことで、よく“ドライマウス”とも呼ばれます。糖尿病やシェーグレン症候群、薬の副作用(抗ヒスタミン薬、抗コリン薬等)、老化、口呼吸、ストレスなどが原因になります。

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症状

軽度では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリ感が生じ、また虫歯が発生し、歯垢を増加させ、口臭が生じます。重度になると、唾液分泌量が低下し、口腔内の乾きが進行して、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みや飲み込みにくさによる摂食障害、会話困難などの症状も現れてきます。不眠をきたすこともあります。

治療

治療としては、生活指導や対症療法が中心となります。保湿性薬剤、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース、夜間義歯などを症状に応じて用います。唾液の分泌を増やす薬や人工唾液(スプレー)による治療が行われることもあります。


上気道炎

上気道(鼻やのど)にウイルスなどの病原体が感染し、諸症状が起こっている状態を総称して上気道炎と言います。病原体の80〜90%がライノウイルスやコロナウイルス、RSウイルスなどです。予防には、まめな手洗いが効果的です。細菌が原因の場合や細菌感染を続発する恐れのある場合は抗生剤を使用することがありますが、こまめな水分補給と安静を心がけているだけで、通常は2週間以内くらいに自然治癒します。

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症状

くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、痰、発熱、頭痛ほか、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状がみられることもあります。

治療

細菌が原因の場合や細菌感染を続発する恐れのある場合は抗生剤を使用することがありますが、こまめな水分補給と安静を心がけているだけで、通常は2週間以内くらいに自然治癒します。


睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患のことで、肥満やのど・顎の骨格的な形状などが関与して、のどの空気の通り道が塞がることが主な原因です。睡眠時無呼吸症候群の診断は、まず問診で自覚症状や日頃の睡眠状況をお聞きすることから始まります。「いびきがうるさい」「日中の眠気がある」「朝起きると体が重たい」の3つの症状のうちいずれかがあれば、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。

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症状

症状としてはほかに、倦怠感、熟睡感が無い、起床時の頭痛、ED(勃起不全)、夜中に何回もトイレに行く、集中力や記憶力の低下などがみられます。こうした症状に心当たりのある患者様には、睡眠時無呼吸症候群の「簡易検査」をお勧めしております。睡眠時無呼吸症候群の診断、および症状の程度を測定するための検査です。お貸し出しした小型の専用機器を使ってご自宅で検査を行っていただき、当院でデータを解析いたします。

治療

治療法は、睡眠時無呼吸症候群を招いている原因や個々の患者様の状態に応じて、専用マウスピースの装用、CPAP療法(鼻に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込んで、一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除いて無呼吸を防ぐ治療法)、またケースによっては外科処置が行われることもあります。

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