まもる耳鼻咽喉科 最寄駅JR中央本線「多治見」駅徒歩1分 鼻の病気|診療案内|まもる耳鼻咽喉科|岐阜県多治見市

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診療案内

鼻の病気

急性鼻炎・慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎(花粉症など)、副鼻腔炎、後鼻漏症候群、鼻血、鼻中隔彎曲症など、鼻に関する診療を行います。
鼻内のポリープ切除など、比較的簡単な手術は当院でも可能です。
鼻の炎症、鼻づまり、においの違和感など、気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

急性鼻炎

鼻腔の粘膜に、様々な原因で炎症が生じた疾患が鼻炎です。なかでも急に発症し、短期の経過をたどるタイプを急性鼻炎と称します。急性鼻炎の多くは、いわゆる鼻かぜです。鼻やのどにウイルスや細菌が侵入して増殖し、炎症を起こした状態です。

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症状

鼻づまり、鼻みず、くしゃみなどが一般的です。鼻みずは水っぽいものから、次第に粘ついたものに変化してきます。細菌に感染してしまうと、黄色い鼻みずが多量に出ます。また、鼻以外の風邪症状、すなわちせき、痰、のどの痛み、発熱、頭痛、寒気、倦怠感、食欲不振などの症状が見られたりします。小児では、いびきが大きくなることもあります。症状が進行して、急性中耳炎や副鼻腔炎、咽頭炎などに至るケースもありますので、軽視せずにしっかり治療することが大切です。

治療

鼻みずを抑えるための抗ヒスタミン薬や、鼻の通りを良くするための粘液溶解薬を用いた対症療法が中心になります。急性鼻炎は、きちんと治療すれば、通常は数日間で治癒します。小児の場合は、のどの奥に鼻みずが流れていく後鼻漏になりやすいため、鼻みずをよく吸引することも大切です。症状に応じて解熱剤や抗生剤などが処方されることもあります。


慢性鼻炎

慢性鼻炎とは、鼻の粘膜が慢性的に赤く腫れる疾患です。急性鼻炎を繰り返したり長引かせたりすると、慢性鼻炎になってしまうことがあります。慢性鼻炎には2つのタイプがあり、単純性鼻炎と肥厚性鼻炎に分けられます。単純性鼻炎は、粘膜が赤く腫れた状態が継続するタイプです。肥厚性鼻炎は症状が長引いたことで、粘膜が厚く硬くなってしまったタイプで、血管収縮薬を噴霧しても腫れがとれません。

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症状

鼻づまり、鼻みず、および鼻みずがのどの奥に流れ落ちていく後鼻漏、鼻粘膜の腫れなどが主な症状です。
鼻づまりは、単純性鼻炎の場合は片側のみ、あるいは左右交互に生じますが、肥厚性鼻炎の場合は両側の鼻づまりが同時に起こります。慢性鼻炎は治りにくいので、急性鼻炎のうちにしっかり治療しておくことが、まずは大切です。

治療

慢性鼻炎の治療法としては、ステロイド薬の鼻への定期的なスプレーが効果的です。アレルギー性鼻炎を合併している場合には、抗アレルギー薬などの内服薬も併用します。


アレルギー性鼻炎・花粉症

アレルギー症状を引き起こす原因となる物質を吸入することで、抗原と抗体が鼻の粘膜で反応し、鼻症状を起こすのがアレルギー性鼻炎です。風邪と違って、のどの痛みや熱などは伴いません。通年性のアレルギー性鼻炎の原因は家の埃やダニの糞・死骸などをはじめとするハウスダストです。ペットの毛やフケ、カビも原因となります。スギ花粉やヒノキ花粉など季節性の花粉症もアレルギー性鼻炎の一種です。

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症状

くしゃみ・鼻みず・鼻づまりが、3大症状で、主に鼻と目に現れます。アレルギー性鼻炎の症状を軽くするには、とにかく家の埃、ダニの糞・死骸、ペットの毛やフケ、カビ、花粉など、アレルギーの元にできるだけ曝されないように工夫することが大切です。

治療

抗アレルギー薬の内服や鼻スプレーで症状を抑えていきます。
電気凝固術で鼻の粘膜下を焼いたり、鼻の神経を切断する後鼻神経切断術が行うこともあります。


副鼻腔炎

鼻の副鼻腔という場所に炎症が起こり、様々な症状が現れる疾患です。多くは風邪の症状が現れて1週間ほどしてから風邪に続いて細菌感染が副鼻腔に起こり、急性副鼻腔炎を発症します。

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症状

鼻みずが絶えず出てきて、よく鼻をかむ、常に鼻がつまっていて口で呼吸をしている、いびきをかく、においがわからない、頭痛がする、などがあります。

治療

薬物療法や、薬液の入ったネブライザー(吸入器)などを使った処置、また排膿洗浄を行います。排膿洗浄とは、副鼻腔に溜まった膿を排出し、副鼻腔を洗うことです。鼻から膿を吸引した後、生理食塩水などで洗浄します。こうした治療をしても治り切らずに慢性化した場合(慢性副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症)には、内視鏡で鼻の内側から副鼻腔の中身を排出する手術を行うこともあります。


後鼻漏症候群

鼻みずが鼻の前に流れてくる場合を前鼻漏(ぜんびろう)、のどの方へ流れ落ちていく場合を後鼻漏(こうびろう)と言います。
「後鼻漏症候群」とは、鼻みずがのどに落ちることで起こってくる不快な症状の総称です。後鼻漏症候群を引き起こす主な原因としては、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、風邪、鼻の腫瘍、また自律神経失調症などがあります。

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症状

いつもよりも鼻汁の量が多くなったり、粘り気が強くなったりすると、のどの痛み、のどに痰がからまったような違和感、咳、口臭・鼻臭などの症状が強くなります。通常であっても、鼻や口、のどからは1日1L以上もの分泌液が出ており、その多くはのどを通って胃に降りていきますが、「いつも痰がからんだ感じがする」「湿った咳が出る」などの症状の場合、後鼻漏からきている可能性があります。

治療

原因となっている疾患を治療することで、症状を抑えます。また、下気道への刺激や影響を防ぐための治療も並行して行います。多くのケースでは、ネブライザーによる吸入療法も効果的と言えます。
その他、適度な室内湿度を保つ、マスクをして就寝するなどの乾燥対策、こまめな水分補給を心がけるようにしましょう。上咽頭の炎症を起こしている患部には、塩化亜鉛を塗布するBスポット療法、漢方薬による治療、鼻うがい(生理食塩水を鼻から吸い込み、口から吐き出す方法)などが行われる場合もあります。


鼻中隔彎曲症

鼻の穴を左右に分けている壁(鼻中隔)が、極端に曲がっている状態です。

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症状

鼻がつまる、いびき、においがわからない、などの症状が出ます。頭痛、肩こり、注意力の減退、鼻血などの症状が現れることもしばしばです。アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があると、症状はさらに強くなります。

治療

鼻づまりなどの症状がひどい場合は、鼻中隔矯正手術を行います。鼻中隔矯正手術では、曲がっている鼻中隔の軟骨・骨を取り除き、まっすぐに矯正します。手術は全身麻酔下に行い、通常約1週間の入院が必要になりますが、軽度であれば局所麻酔下での「日帰り手術」が可能なケースもあります。


鼻血

鼻、特に鼻腔からの出血のことです。正式には「鼻出血」と呼びます。鼻出血の大半は、鼻に指を少し入れた時に指先が内側(鼻中隔)に触れる「キーゼルバッハ部位」という場所からのものです。

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症状

キーゼルバッハ部位の粘膜が傷つくことにより、出血をきたします。キーゼルバッハ部位は薄い粘膜でできているうえ、たくさんの毛細血管が網の目のように走っているので、ちょっと傷がついただけでも出血します。

治療

出血を止めるには、親指と人差し指で小鼻をつまんで圧迫するのが、簡単かつ効果的です。出血がなかなか止まらなかったり、出血量が多かったりした場合、また鼻血を頻繁に繰り返すようなら、耳鼻咽のど科を受診しましょう。

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